
世界に通用するシェフNo.1決定戦「ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022」(夜7:00-8:56、テレビ朝日系)の全国大会の模様が、7月24日(日)に放送される。
優勝賞金1000万円を懸け、「チャンスをつかみたい!」「夢をかなえたい!」という情熱を持った若き料理人たちが、「No.1」の称号を目指しついに雌雄を決する。
同番組は、山里亮太がMCを務める、世界に通用する次世代のスター料理人を発掘するコンテスト番組。出場資格は、プロアマ・料理ジャンルは問わず、年齢40歳未満。日本全国47都道府県から461人の若き料理人たちがエントリーし、3月よりエリア予選が行われていた。
全国大会では、8人のファイナリストが、青空の下で戦う「農園バトル」、スピードと確かなスキルが試される「テクニカルスピードバトル」、そして勝ち残った2人が直接対決する最終決戦と、手に汗握る料理バトルを繰り広げる。
■8人→4人→2人と戦いは佳境へ
「北海道・東北」「関東・甲信越」「東海・北陸」「近畿」「中国・四国」「九州・沖縄」で地域ごとに開催されたエリア予選と、各エリア予選上位の7人が戦った「サバイバルラウンド」を見事に勝ち抜いた8人のファイナリストが、いよいよ全国大会で対決。
各エリアのアンバサダーも、ファイナリストがどんなお店で働いているのか、普段どんな料理を作っているのかを見守るため地元へ応援に駆け付けた。
チャンピオンが決定する全国大会では、1回戦「農園バトル」で8人から4人に、準決勝「テクニカルスピードバトル」で4人から2人へと絞られる。そして最終決戦では、勝ち抜いた2人のシェフが直接対決し、栄えあるグランプリが決定する。
1回戦の「農園バトル」では、千葉にある農園を舞台に、各シェフが持参した地元産の魚介類と、畑で自ら収穫した野菜を組み合わせた“新たな料理”を、制限時間30分で作り上げていく。
おいしさはもちろんのこと、海と山の食材の“組み合わせの妙”も審査ポイント。対戦は、くじ引きで決められた2人ずつがA~Dブロックの4組に分かれ、1対1で料理バトルを行い、勝ち残った4人が準決勝に進出する。
青空の下農園に設置された特設キッチンは、設備の整った厨房とは違い、キャンプで使用するような屋外用の小さなテーブルにカセットコンロが設置された簡易的なもの。しかも屋外という不安定な環境下で、いかに完成度の高い料理を作り出すことができるのかも注目ポイントとなる。
それぞれのシェフが持ち味を出し切った同バトルでは、神田氏、田村氏両審査員とも「最後の最後まで本当に悩みました…」と審査は難航。わずかな差ながら、それぞれに“決め手”を放った4人のシェフが、準決勝へと進出する。
「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」で料理長を務める志田竜児シェフは、ジョエル・ロブションの愛したアカザエビとジャガイモを使い、屋外で作ったとは思えないような繊細な一品を作り上げていく。農園で採れた野菜からのインスピレーションもふんだんに盛り込み、自ら「愛と情熱」と称した一品には、審査員の神田裕行氏も「そうきましたか!」と驚く工夫が。
「この大会で負けたら料理人を引退」と背水の陣で挑むのは長瀬大樹シェフ。サバイバルラウンドでも見せた豪快で大胆な調理を披露し、地元・高知産ウナギと農園で採れたスパイスなどを組み合わせ、素材の魅力と味をふんだんに引き出す。審査員の田村亮介氏は「まさにこの農園でしかできない料理。この場所で食べるべきウナギに仕上がっています」と絶賛する。
楠修二シェフは、採れたばかりのししとうの葉で香りをまとわせた京都産アマダイを丁寧に調理。そのアマダイと新鮮な野菜、そして米を組み合わせてオリジナリティー溢れた料理を目指す。ししとうの辛味にも注意を配る楠シェフは、調理中に「ししとうの辛味が強すぎる」と分かると、キッチンから農園へダッシュ。改めてししとうを収穫し直してこだわりを見せる。
今が旬の北海道産キタムラサキウニを持参したのは大原正雄シェフ。薄くスライスしたジャガイモをミルフィーユ状に重ね、ウニの旨味を引き出したソースに仕上げていく。審査では神田氏が「過酷な環境ながら高いレベルで完成させ、全てが最新鋭のキッチンで作られたようなクオリティー」とコメント。大原シェフはホッと胸をなで下ろす。
滋賀産のビワマスに、鮮やかな紫色のナスなどを組み合わせて美しい一皿を仕上げたのは一之瀬愛衣シェフ。「この暑さに合わせて酸味のあるソースにします」と彩りも美しい一品へと作り上げる。「普段とは違うキッチン、さらに屋外という状況でも、豊富な食材をまとめあげるセンスが発揮されている」と審査員の田村氏も納得の表情を見せる。
砂山利治シェフは、石川産の岩牡蠣に、ズッキーニなどみずみずしい夏野菜を見事に組み合わせ、細部にまで趣向を凝らした料理で審査員をうならせる。
前回大会準優勝の山下泰史シェフが収穫してきたのは、農園を代表する野菜の一つでもあるアーティチョーク。この珍しい食材に、福岡産の天然車エビの濃厚なソース、さらにハーブのような香りと苦味のあるロメインレタスを組み合わせた夏にピッタリの一品を制限時間ギリギリで作り上げる。
一方、“モダンコリアン”という新発想の韓国料理ジャンルを開拓している鄭大羽シェフは、神奈川で取れたシイラをすり身にし、小田原名物カマボコのような練り物に。さらに農園で採れた野菜やスパイスを使い、韓国屋台料理・トップバーのエッセンスも織り交ぜて「いろいろな味わいのバランスを楽しめる料理」へと仕上げる。
準決勝は、キッチンスタジオで行われる「スピードバトル」。料理テーマは“丸鶏を使ったスピード料理”。鶏丸々一羽を使い、いかに速くおいしい料理を仕上げられるかどうか、スピードと正確な調理が求められる。
勝ち残ったシェフ4人は一斉に調理をスタートし、速く料理を仕上げたシェフから審査員による試食に挑むことができる。関谷健一朗氏、堀江純一郎氏、瀬川あずさ氏、3人の審査員全員が○をつければ決勝進出となるが、一人でも×をつけると再び新たな料理を作らなければならないというルール。
ゲストの今田耕司は「複数の料理を同時に作ってもいいということなので、一つの料理に懸けるのか、複数の料理を同時に作るのか、作戦も楽しみですね」と緊張に包まれたキッチンスタジオを見守る。
「スピードバトル」は、丸鶏をさばくところからスタート。「この料理一つで仕留めたい」と一品に入魂するシェフ、「3品を同時に作ります」というシェフなど、さまざまな戦略の下で調理が進む。
神田氏は戦況を見守りつつ「現場での発想力が試されますね。スピードも求められるので悩み過ぎちゃいけない。あれもできる、これもできるとなってしまうと、散漫になってしまうから難しいですよ」と解説。まったく先の読めないスリリングな展開が待ち受ける。
■決勝戦は制限時間1時間!11人分のコース料理対決
決勝戦は、最後まで残った2人の直接対決。テーマは「地元食材を活かした大皿前菜とメインのコース料理」。大皿料理2枚と、メイン料理11皿を制限時間1時間以内に作り上げる。審査員は神田氏、田村氏、関谷氏、堀江氏、瀬川氏の5人が務め、一人100点満点で採点。1点でも多く獲得したシェフが優勝となる。
審査員たちも熱い視線を注ぐ最終決戦。2人のシェフが選び抜いたご当地食材を用いて、その魅力を最大限に引き出したコース料理に取り掛かる。
その並々ならぬ緊張感に触れた今田は「すごい緊張感です!どちらかが敗れてしまうわけですから、一言で申し上げると、この状況では食べたくないです!」と思わず試食ゲストらしくない感想を漏らす。
終盤になっても審査員が「どんな料理に仕上がるのか想像がつかない」とコメントするほど、ラスト1秒まで目が離せない展開に。
試食ゲストは、今田、森泉、トリンドル玲奈。オブザーバーは、肉のプロフェッショナル・中井松太郎氏(大阪・牛寶)、魚のプロフェッショナル・前田尚毅氏(静岡・サスエ前田魚店)。また、スペシャルサポーターのオズワルドが、決勝で対決するシェフを応援する。
■審査員コメント
神田:本当にすごい緊張感ですね…。ただ決勝に残ったお二人を見ていると、勇気と冷静さを兼ね備えた料理人。最後まで見守りたいと思います。
関谷:これまで完璧を求め続けて、完璧に仕上げてきた二人。その一歩先にグランプリがあると思うので、この決勝でも完璧を目指してほしいですね。
瀬川:お二人のエネルギーは本当にすさまじいもの。ぜひ決勝も楽しんでお二人の感性を爆発させていただきたいなと思います。
堀江:自分の殻を打ち破ってきたシェフが勝ち上がってきたのだと感じています。決勝でも、どんな殻を破った料理を見せてくれるのか…お二人の熱量を感じたいと思います。
田村:この最高の舞台で、最後の一秒まで自分の力を信じて、限界を超えた最高の料理を作って頂きたいと思っています。

(出典 news.nicovideo.jp)
【料理・特番】朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系にて、吉本興業と朝日放送テレビがタッグを組み、優勝賞金1000万円を懸けた料理人版「M-1グランプリ」である『ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022』の決勝大会を生放送(19時 - 20時56分)。総合MCは前年に続いて山里亮太(南海キャンディーズ)が務める。 810キロバイト (111,004 語) - 2022年7月20日 (水) 22:58 |
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