Netflixが4月に配信開始したばかりの新ドラマ「HEARTSTOPPER ハートストッパー」のシーズン2と3の製作を一気に発注したと、米ハリウッド・レポーターが報じている。

同作は、アリス・オズマンの同名コミックのドラマ化で、イギリスの男子校に通う少年たちが友情を育み、恋に落ちていく過程を描く。
青春ボーイズラブストーリーであると同時にLGBTQ+を扱っており、世界54カ国でトップ10に入る快挙を達成している。

Netflixは、過去10年で初めて会員減を発表したことをきっかけに株価が急落し、市場価値が700億ドルも減少。リストラや注目作品の制作中止などネガティブなニュースが報じられるなか、「HEARTSTOPPER ハートストッパー」は久々のスマッシュヒットとなっている。

主演のキット・コナーとジョー・ロックはソーシャルメディアでもブレイクしており、Instagramのフォロワーはそれぞれ340万人、250万人に膨れあがっている。オズマンの原作コミックも売れており、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで、YAフィクションチャートで1位に返り咲いている。

「HEARTSTOPPER ハートストッパー」は、イギリスとオーストラリアを拠点とする制作会社シーソー・フィルムズが2019年に映像化権を獲得し、昨年Netflixと配給契約を結んでいた。