2022y03m30d_144443364


昨年、史上最高視聴者数を更新した『イカゲーム』をはじめ、Netflixでは毎日のように最新作のオリジナル作品が配信中だ! もちろんみんなが見ているコンテンツもいいけど、"マイナーネトフリ作品"にも見ておくべきものがある! 

そこで全4回にわたり、「私のイチオシ"マイナーネトフリ作品"」を紹介。

第1回目は映画コメンテーターLiLiCoさん!

【画像】LiLiCoがイチオシするNetflix作品

* * *

■神の視点で楽しむ優越感

男の人がなぜビニ本を買うのかといえば、見えないものに対する好奇心があるから。顔やスタイルがわからない相手と、会話だけでマッチングして婚約までしちゃう恋愛リアリティショー『ラブ・イズ・ブラインドJAPAN』は、まさに恋のビニ本です(笑)

恋愛リアリティショーはあまり見ないんですが、これにはドハマリしちゃいました。セットがすっごく豪華で、日本人が映ってなかったら「アメリカの番組!?」と勘違いしちゃうくらいお金がかかっているんです。

それと、中身のないイケメンが世界で一番残念な存在だと思ってる私にとって、「外見ではなく中身を愛してもらって結婚する」というシステムは最高。結局、結婚ってほれた腫れたじゃないんですよね。

そりゃひと晩関係を持つだけの人なら顔がよけりゃいいんだけど(笑)、体だけの人、恋人になる人、結婚する人じゃ求められるものが全然違う。結婚はやっぱりコミュニケーションの相性ですよ。

『ラブ・イズ...』はアメリカ発の番組だけど、夫婦、仕事、友人関係とあらゆる場面でコミュニケーション不足が目立つ日本に逆に合った番組じゃないでしょうか。出演者がお互い顔のわからない状態で会話をしてるのに、こちらはどっちの顔も見えてるというのも、神の視点に立っているような優越感があります。

『ラブ・イズ・ブラインドJAPAN』 互いの姿を見ずに、声のやりとりだけで婚約する人気恋愛実験番組が日本に。相手が見えない個室の中でのみ異性の参加者と交流可能で、視聴者だけが顔を見られる全能感がクセになる!
『ラブ・イズ・ブラインドJAPAN』 
互いの姿を見ずに、声のやりとりだけで婚約する人気恋愛実験番組が日本に。相手が見えない個室の中でのみ異性の参加者と交流可能で、視聴者だけが顔を見られる全能感がクセになる!


でも、ひとつ番組に提案させてもらっていいですか? 婚約成立後に初めて対面するシーンで「想像と全然違った!」って言う女性がけっこういるので、どんな男性を想像してたのか、警察のモンタージュみたいに似顔絵を描いておいてくれると、実物と想像のギャップがわかりやすくてより盛り上がると思うんだけどな~。

Netflixさん! シーズン2ではぜひこの企画を採用してください。そして、そのあかつきにはアイデア料をください(笑)

参加者の中で気になったのは、資料まで作成して、プレゼン形式のアプローチをするビジネスプランナーのミドリ。結婚ってある種、契約みたいなものだから、このくらいビジネスライクな部分があってもいいと思うんです。

私だって主人(純烈の小田井涼平)と初めてデートしたときは、「隠し子はいる?」とか「ドラッグ経験は?」と最初にたくさん確認を取りましたから(笑)

ただ、同じ確認作業でも、「バツイチでも大丈夫ですか?」と質問していたのはショック。相手が「離婚歴は気にしない」と言ったらうれしくて涙する女性までいて。「離婚歴なんてコンプレックスに思うことないんだよ!」と声を大にして言いたい。

そういえばタトゥーガッツリ入ってる美容師のユウダイも、「タトゥー大丈夫ですか?」と質問してました。日本のテレビだったら誰かに文句を言われるかもしれないからタトゥーが見えない服を着させられるだろうし、こういう発言はカットされるでしょう。でもNetflixは気にしない。予算やコンプライアンス的に地上波で作れないものに挑戦する姿勢は素晴らしいと思います。

最近は『バチェラー』を見る男性も多いし、もはや恋愛リアリティショーは女性だけのものじゃない。世の男性も「こういう言動は女性にとってタブーなんだな」と出演者を反面教師にして自分磨きの役に立てられることに気づいたんでしょう。ぜひ『ラブ・イズ...』を見て、「明日はもっといい男になって出かけようかな」って気持ちになってほしい!

『ボクらを作ったオモチャたち』 一大ブームを巻き起こした数々のおもちゃたち。巨額の利益を生み出した人気玩具の制作に携わった関係者たちが、その興亡の背景にあった時代を振り返る
『ボクらを作ったオモチャたち』 
一大ブームを巻き起こした数々のおもちゃたち。巨額の利益を生み出した人気玩具の制作に携わった関係者たちが、その興亡の背景にあった時代を振り返る


それでも恋愛リアリティショーに興味がないと言うなら『ボクらを作ったオモチャたち』はどうでしょう。一世を風靡(ふうび)したおもちゃがどのようにして生まれたかを関係者への取材で迫るドキュメンタリーで、シーズン3には日本でもなじみ深い『ニンジャ・タートルズ』がテーマの回があったりと、少年心をくすぐること間違いナシ!

それと、オリジナル作品以外だと、過激な内容で知られるアニメ『サウスパーク』。日本では長らく見られなかったけど、2019年からNetflixで見られるようになっているんです。あ、私が主役のひとり、カートマンの声をやってるからって、宣伝してるワケじゃないですよ!

取材・文/武松佑季

LiLiCo 1970年生まれ、スウェーデン出身。アイドルを目指して18歳で来日。89年に芸能界デビュー。ホームレス生活などの日々を乗り越え、2001年から『王様のブランチ』に出演し人気に


(出典 news.nicovideo.jp)

LiLiCo(リリコ、1970年11月16日 - )は、日本のタレント、歌手、映画コメンテーター、元プロレスラーである。所属事務所はプランチャイム。旧芸名はLILIKO(リリコ)。スウェーデンストックホルム出身。夫は歌謡グループ純烈のメンバーで俳優の小田井涼平。
34キロバイト (4,446 語) - 2022年3月23日 (水) 20:45


この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで「terracehouse_lovelog」をフォローしよう!

こちらもおすすめ!

このページは「terracehouse_lovelog」が管理しています。
mixiチェック

人気記事ランキング

    コメント

    コメントする

    コメントフォーム
    記事の評価
    • リセット
    • リセット