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インターネットが発展し、SNSが普及したことによって、著名人への誹謗中傷が深刻な問題となっている昨今。

相手の顔が見えないことから、画面の向こうに生身の人間がいることを実感できず、攻撃的な言動をとってしまう人が増えているのでしょう。

2020年5月には、プロレスラーとして活躍していた木村花さんが22歳という若さで命を絶ち、誹謗中傷行為の恐ろしさについて多くの人が再認識しました。

しかし、木村花さんの件があったにもかかわらず、悲しいことに著名人に対する誹謗中傷行為は絶えません。

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木村花の母親を誹謗中傷した男性が書類送検に

2021年9月16日、木村花さんの母親であり、元女子プロレスラーである木村響子さん誹謗中傷したとして、警視庁は40代男性を書類送検しました。

産経ニュースによると、男性はインターネット上で木村響子さんを中傷したとして、侮辱容疑をかけられているとのことです。

誹謗中傷によって我が子を失った母親を中傷する、という事件に、ネットでは多くの人から「猛省してほしい。許される行為ではない」「信じられない。どうして母親まで」といった声が上がりました。

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木村響子さんは木村花さんの一件を受け、侮辱罪の厳罰化を求める活動を開始。署名を求めるサイトでは、このように思いを明かしています。

現状、誹謗中傷の被害者は泣き寝入りせざるを得ないか、開示を選んでも、数ヶ月はさらなる誹謗中傷に耐えなければならず、その間に名誉は傷つけられ続け、どんどん心を病み、追い詰められ、時に命が失われれることがあると考えております。

裁判所は、よく事後的に回復できると言いますが、そんなに簡単なことではございません。人の心はそれほど簡単に回復しないことは、国も行政も司法ももっと知るべきだと思っています。

もちろん誹謗中傷をした人の特定がスムーズになされる法整備は引き続き必要です。でも、 私は、1人でも多くの方々を救うためには、侮辱罪の厳罰化も不可欠だと考えています。

今もインターネット上の誹謗中傷により苦しでいる人が日本中に多くいます。1日でも早く厳罰化をして欲しいと考えています。

Change.org ーより引用

2021年9月現在の侮辱罪について「人の命を奪う可能性があるにもかかわらず、令和の時代に合った罪の重さではない」という木村響子さん。

木村響子さんがいうように、著名人に限らず誹謗中傷行為で多くの人が深い傷を負っています。中には、命を絶ってしまうほど追い詰められた人もいるでしょう。

「自分が泣き寝入りすることで、さらに被害者が増えてしまう」という考えから、誹謗中傷行為にしかるべき処置をする著名人も増えてきています。

インターネットは匿名ではありません。誹謗中傷をする人たちが減り、1人でも傷付く人が減ることを祈るばかりです。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経ニュースChange.org


(出典 news.nicovideo.jp)

木村 響子(きむら きょうこ、1977年3月19日 - )は、日本の元女子プロレスラー・総合格闘家。神奈川県横浜市出身。血液型AB型。プロレスラーとしてはフリーランス、総合格闘家として坂口道場一族所属。スターダム、プロレスリングWAVE、センダイガールズプロレスリング、JWP女子プロレスを主戦場と
15キロバイト (1,800 語) - 2021年8月17日 (火) 16:14


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