リリー・フランキーが“スナックの店主”をつとめる、TOKYO FMの新番組「リリー・フランキー『スナック ラジオ』」。
土曜日の夕方、ラジオの電波に乗ってオープンします。ときに香ばしく、ときに甘酸っぱく、ときにほろ苦く……そんな、スナックにぴったりなトークを繰り広げます。
1回目の放送となる4月4日(土)は、ミッツ・マングローブさん、ギャランティーク和恵さん、メイリー・ムーさんによる音楽ユニット・星屑スキャットのみなさんをお迎えして、お送りしました。
(左から)リリー・フランキー、星屑スキャット(ミッツ・マングローブさん、ギャランティーク和恵さん、メイリー・ムーさん)
リリー:スナック評論家の玉袋筋太郎さん(浅草キッド)が知らないスナックに行ったときに、いきなり自分の好きな歌を歌うんじゃ認めてもらえないから、まず「カラオケどうですか?」って言われるじゃん? そのときに、店も常連さんも試しているわけ。最初にデンモク(カラオケのリモコン、電子目次本の略)の履歴を見る、と。履歴を見て、その店の傾向を探って、そのなかで選ぶんだけど……番組でオンエアした3曲がうちの店のデンモク……めちゃくちゃだよ。傾向が見られない(笑)。
メイリー:でも、他店の履歴もそんなものよね。
ミッツ:この3曲が履歴に入っていたら、結構主体性の強いお客が、ちゃんと自分なりの楽しみ方をできるお店なんだなっていう。
ギャランティーク和恵:クセのある店だよね。
メイリー:最新のヒット曲が並んでいるわけでもなく。
ミッツ:昭和縛りで無理くり歌わされちゃったんだな。この流れっていうのでもなく……すごく独りよがりのお客が、ずっと尾崎豊を歌っているわけでもなく、みたいな。
メイリー:いいお店ですよ。
ミッツ:ようやくFMっぽくなってきた(笑)。
リリー:ミッツのなかでは、洋楽がかかるとFMっぽいって感覚も昭和なんだよ(笑)。確かに昔は「洋楽はFM」だったよね。
ギャランティーク和恵:昔、ダイヤルQ2が流行り始めたときに、ダイヤルQ2のなかで、#0721とか#1919とか、それらしい数字を入れると、そこに録音している男の声が聴けるわけよ。で、そのメッセージに、また返事するみたいなやつで。それを聴くのにはまっていたわけ、友達と。いい男に見せたいわけよ。そこに入れているメッセージ。「はい、皆さんこんばんは! ……というわけで」みたいな、ちょっとFM調が入っているわけ。後ろではクリストファー・クロスみたいなのがかかっていて。「今晩、ちょっとエッチな気分になっているあなたがいましたら、直電ください。090-」みたいな。
ミッツ:そんなんだったんだ(笑)!?
ギャランティーク和恵:ちょっとFM気取るということがモテる、というのがあったんでしょうね。ちょっとエッチな気分ね。
リリー:今回は第1回目なのでリスナーの方からのメールとかもなく……
皆さんよくご存知の、僕の付き人のトパス・ジョンキンバルー君、「テラスハウス」とかにも出ているのに、1番やりたい仕事がラジオ! ラジオオタクなんですよ。
で、ラジオの仕事に来ると、めちゃくちゃブチアガるんだけど。
(出典 realsound.jp)
(出典 gendai.ismcdn.jp)
トパスは今日が初めてのラジオの現場なの。
で、トパスに「僕が放送作家をやっていたときは、1回目の番組には(リスナーからメールやはがきが来ないから)あまり面白くない。だから放送作家が1番最初にやる“作りハガキ”ね」って。
だってハガキが来ないんだから。
ミッツ:そこでその番組の傾向と温度感みたいなのを。
リリー:そう。「こういう傾向のやつを送ってくださいよ」っていう指針となるような“作りハガキ”ですよね、一応読みますね、トパス君の作りハガキのコーナー。東京都38歳、ペンネーム、デスペラードさん。
ギャランティーク和恵:まず東京都の何区か何市くらいまではほしいな。
リリー:東京都あきる野市、とかほしいよね。ディティールの香ばしさがない。「リリーさん。この度はレギュラー放送第1回目の放送おめでとうございます。リリーさんのレギュラーラジオ番組は何が売りでしょうか? とても嬉しく思います。ラジオ大好きっ子として、ラジオパーソナリティのリリー・フランキーが大変楽しみです。
さて話題が変わりますが、ちまたでは新型コロナウイルスが流行っていて、外出ができないからこそ、エンタメの出番です。そのなかでもラジオの強みは、ラジオに専念するもよし、何かをしながら聴くもよし。多種多様なものがあります。そこで質問なのですが、リリーさんは、ラジオを聴きながら何をしますか? またラジオを聴きながらお勧めのものはありますか? よろしくお願いします」と。
ミッツ:随分上から来たね(笑)。
ギャランティーク和恵:ラジオを知り尽くしたデスペラードさんの作りハガキね。
ミッツ:いわゆる時事ネタみたいなのもね、社会情勢みたいなものも織り込んで。
リリー:どうですか? 生まれて初めての作りハガキ。いきなり時事ネタを差し込んできましたね……じゃ、ちょっと今先輩で放送作家の大野ケイスケもね、5分で書いてください。どうですか? 本当にいつもラジオを聴いているもんね。
トパス:そうですね、聴いていますね。
リリー:1番聴いているラジオは何ですか?
トパス:他局になってしまうんですけど。テレビ東京の佐久間さんのラジオ(ニッポン放送「佐久間宣行のオールナイトニッポン」)を。
ミッツ:流行ってるね。
リリー:他は?
トパス:他局になってしまうんですけど。TBS(ラジオ)のアルピーさんの(「アルコ&ピース D.C.GARAGE」)。
リリー:お前、(TOKYO FMでラジオパーソナリティをつとめている)福山(雅治)君に結構ご飯を食べさせてもらってるよな!?
ギャランティーク和恵:当局(TOKYO FM)はないんですね?
トパス:そうですね……まだ初めてです。
リリー:ちょっともう1回作りハガキを書きに戻ってきてね。
〜中略〜
リリー:星屑スキャットはツアーがあるそうで。
ミッツ:今年ツアー2020「色、色々」というタイトルで、5月23日の土曜日、大阪の岸和田浪切ホールという所を皮切りに、仙台・沖縄・神奈川・愛知。そして東京は7月16日の木曜日。中野サンプラザ……初めてです。
※ツアーの日程に関しては、今後変更になる可能性がございます。
詳しくは、星屑スキャットオフィシャル HPをご覧下さい。
リリー:でも立派なもんですね。こうやって全国色々なホールでツアーができるようになるなんて。
ミッツ:ようやくここまで。リリーさんのおかげで本当に。
リリー:でも、ここはスナックが開店しましたので、出掛けなくても。出掛けにくいこのご時世のなか、家の中にいても飲み屋さんにいるような感じになってもらえればいいな、と思う第1回でした。
4月11日(土)は、スチャダラパーのみなさんをお迎えします。どうぞお楽しみに!
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<番組概要>
番組名:リリー・フランキー「スナック ラジオ」
放送日時:毎週土曜 16:00~16:55
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/snack/
(出典 news.nicovideo.jp)
リリー・フランキー(Lily Franky、1963年11月4日 - )は、日本のマルチタレントで、イラストレーター、ライター、エッセイスト、小説家、絵本作家、アートディレクター、デザイナー、ミュージシャン、作詞家、作曲家、放送作家、演出家、ラジオナビゲーター、フォトグラファー、俳優など、非常に多種多才な顔を持つ。本名、中川 44キロバイト (5,358 語) - 2020年4月7日 (火) 14:27 |
テラスハウス (テレビ番組)
最新シリーズは、東京編の『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』が、2019年5月14日からネットフリックスにて、2019年6月11日からフジテレビ・オンデマンドにてそれぞれ配信。2019年7月から地上波で放送予定。
テラスハウスはNetflixで配信中のため世界各国で番組が視聴されており、前シリーズ『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』は、米・TIME誌が発表した『2018年のベストテレビ番組10(The 10 Best TV Shows of 2018)』で6位に選出された。日本の番組では唯一のランクインとなった。
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