英エリザベス女王の治世を描くNetflixのドラマ『ザ・クラウン』シーズン4が、15日に配信スタートした。
今シーズンではチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚生活を取り上げているが、王室に詳しい人物達からは「不正確な内容」「フィクションだ」と批判の声があがっている。
英紙『The Times』は、夫妻の息子であるウィリアム王子が「両親は金儲けのために搾取されている」と考えているようだと伝えた。
現地時間15日に配信開始したNetflixのドラマ『ザ・クラウン』シーズン4の内容が、王室評論家などから厳しい批判を浴びている。
同ドラマの最新作では、チャールズ皇太子とダイアナ妃の破滅的な結婚や皇太子とカミラ・パーカー・ボウルズの不倫、ダイアナ妃の摂食障害などを取り上げている。
ドラマでは結婚式のリハーサルでチャールズ皇太子がダイアナ妃を暴言で罵倒したり、妃がカミラのことで皇太子と対立する場面なども映し出される。
このような内容について、英紙『The Times』はチャールズ皇太子の友人が「こういった2つの出来事は、実際には起こっていなかった」と話したことを伝えた。
さらにウィリアム王子は家族の描写について動揺しており、「両親が金儲けのために、偽りの単純なやり方で搾取されて公開されている」と感じているようだと報じている。
英王室に詳しいリチャード・フィッツウィリアムス氏は『Daily Mail Online』のインタビューに応じ、チャールズ皇太子とダイアナ妃の描かれ方やウィリアム王子へ与える影響について苦言を呈した。
フィッツウィリアムス氏によると、同ドラマはチャールズ皇太子を“利己的で不安定な弱虫”な人物として描き、被害者としてのダイアナ妃を過食症にのめり込むなどといった“深いストレスを受けた人物”として描いているという。
同氏はこのようなドラマの内容が、ウィリアム王子の心を痛めることになるだろうとこのように懸念した。
「ウィリアム王子は間違いなく嫌うでしょう。もし彼がドラマを見たら、詳細まで立ち入り過ぎており上級王族の描写が悪質で不作法であること、そして事実でないことを嘆かわしいほど曲げて書いていることをとても残念に感じるだろうと思います。」
他にも王室に詳しい人物らが「かなり不正確な内容」「一部はフィクション」「全くもってくだらない」と批判する中、ダイアナ妃の元執事ポール・バレル氏は「今のところ最高のシリーズだ」とドラマを絶賛した。
バレル氏は「このドラマはバッキンガム宮殿の扉の内側を覗き見たものです。多くの部分が事実であるため、宮殿側としては見て欲しくないのでしょう。実際に起こったことを公平で正確にドラマ化していますよ」と、ドラマの内容が正確であることを認めている。
ダイアナ妃の元執事ポール・バレル氏
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年8月15日付Instagram「We must not forget our responsibility to learn the lessons of the past, and ensure that the horrors of the Second World War are never repeated.」』『The Crown 2020年11月11日付Instagram「The engagement of Charles and Diana.」、2020年10月3日付Instagram「A first glimpse of Princess Diana’s wedding dress.」』『Paul Burrell RVM 2020年10月18日付Instagram「Exeter Cathedral in Devon is one of the great cathedrals in England.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
(出典 news.nicovideo.jp)
『ザ・クラウン』(英語: The Crown)は、ピーター・モーガンの原作・脚本による、アメリカ合衆国とイギリス合作のテレビドラマシリーズであり、イギリス女王エリザベス2世の治世を描く。 Netflixのため、Left Bank Picturesおよびソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが製作している。 54キロバイト (2,053 語) - 2020年11月18日 (水) 04:47 |
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterで「terracehouse_lovelog」をフォローしよう!
Follow @TLovelog
コメント
コメントする