デリバリーヘルス、通称デリヘルを舞台とした前代未聞のドラマ『フルーツ宅配便』（テレビ東京系）。

15日に放送された第6話では、コミュ障デリヘル嬢のレモン（北原里英）がフォーカスされた。

■『フルーツ宅配便』とは

本作は鈴木良雄氏による同名マンガの映像化作品。東京で勤めていた会社が倒産し、社宅も追い出され、行き場を失った冴えない主人公・咲田真一（濱田岳）が、ラーメン屋で謎の男・ミスジ（松尾スズキ）と再会し、彼がオーナーを務めるデリヘル「フルーツ宅配便」の雇われ店長となる……というストーリーだ。

■出勤1人の事態に

フルーツ宅配便の一番人気みかん（徳永えり）がインフルエンザにかかり、イチゴ（山下リオ）も祖父の葬式でお店を休むことに。

他のデリヘル嬢も都合がつかず、コミュ障でいまだに客を取ることができないレモン（北原里英）しか出勤していない……という危機的状況に店は陥ってしまう。しかし、ミスジは咲田に「なんとかしろ！」と言うばかりで、全然当てにならない状況。

■速攻でチェンジのレモン

そんな時に、クレームが多い要注意人物・安田（山中崇）からの予約が30分後に入ってしまう。咲田は仕方なくレモンをつけるが、レモンはメモを見ながらでないと喋ることもできず、速攻でチェンジに。

そんななか、源氏名「ドラゴンフルーツ」（山口美也子）が代わりに行くことに。掃除のおばちゃんと思いきや、彼女はレア出勤の現役嬢で、北はすすきの、南は中洲まで日本各地の風俗街を渡り歩いた伝説の風俗嬢だったのだ。そして、「ファンタスティック・イマジン・ハンド」と異名を持っているらしい。（ミスジ談）

結果、安田は満足し、営業マンとして契約が3本とれることに。1本抜いただけなのに、3本とることができた……と、いい意味でしょうもない笑いをぶちこむドラゴンフルーツ。

■傷心のレモンに新たな客

一方、毎回チェンジされ、お店に迷惑をかけていると落ち込むレモンだが、フリーの予約が入り、ホテルへ向かうと出版社勤務の男・関（黒田大輔）の姿が。

彼は女性が苦手で、レモン以上のコミュ障。「視力いくつですか？」と、非常にどうでもいい会話をふたりは繰り広げる。

■まさかの店外デートに

コミュ障同士だったのが幸いしたのか、関はレモンを気に入り、「店外デートコース」で指名をしてくれることに。「私なんかで本当にいいんでしょうか」とレモンが言うと、関は「なんとなく小学校のときに好きだった子に似てるんだよね」と語り始める。

関は彼女のことが好きだったが、イジメられ、引っ越ししてしまったのが心残りだと言う。そんな、噛み合ってるのか噛み合ってないのかわからない会話を繰り広げながら、ふたりは徐々に距離を縮めていく。

■レモン、客のことを好きに

そして、レモンはプライベートで関からデートに誘われることに。しかし、「フルーツ宅配便」では安全面を考慮して、店を通さずに客と会うことは禁止。規則を破ることになってしまうレモンは咲田に相談することに。

「正直に言って、店外デートにしてもらえば？」と伝える咲田だが、レモンが落胆するのを見て、彼女の本当の気持ちに気づく。そう、あろうことかレモンは恋に落ちてしまっていたのだ。

■咲田、良かれと思って嘘を…

店に恩義があるレモンは、自分から辞めることができないと咲田に告白。

その後、咲田はミスジを呑みに誘い、店のレベルを守るためにもレモンをクビにするべきだと伝える。「咲田にしては冷てえなあ」と言うミスジだが、在籍している女の子の数が多いことが大事だと、咲田の意見を突っぱねる。

■「指を詰める」騒動に

しかし、レモンはしっかりしていた。関とともにミスジの前に現れ、退店を申し入れ。そしてケジメとして、ふたりそろって指を詰めることをミスジに提案したのだ。

それに驚いたミスジは、レモンに退店を許可。ふたりはカップルとして、歩み始めることになった。

■筧美和子演じるむっちり嬢に注目

思わぬ幕切れとなった第6話に続き、今夜第7話が放送。筧美和子がむっちりデリヘル嬢を演じる。あらすじを公式サイトから確認すると……

フルーツ宅配便に“ぽっちゃり”系のサクランボ（筧）が入店。笑顔と魅惑のボディで次々指名をが入り、店の一番人気・みかんたちは苛立ち、店内はギスギスしてしまう。

一方、咲田は、サクランボの熱心な営業姿勢に感心する。そんな時、“ぽっちゃり”好きの吉田（村杉蝉之介）に指名されホテルを訪れたサクランボは客が市議会議員だと知り、ある行動に出る。人気デリヘル嬢の裏の顔が明らかに…！

■写真を予告放出

たわわなボディで、幅広い世代の男性から抜群の人気を誇る筧。予告的に、一部をお見せすると……

…！

…！！

……！！！

という感じ。思わず言葉を失ってしまう破壊力だ。

筧のダイナマイトボディに見とれたいところだが、想像以上に社会派な作風の本作。今夜もまた、一筋縄にはいかないストーリーになりそうだ。

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（文／しらべぇ編集部・尾道えぐ美）